通勤時間を理由に転職するのは合理的!長時間通勤の弊害・デメリットを紹介

転職するとき、転職理由として
「通勤時間が長いから」
というのは、なぜか言いづらい雰囲気がありませんか?

日本人が通勤につかう時間は平均すると、往復で1時間19分です[1]総務省統計局:平成28年社会生活基本調査 47都道府県ランキング
みんな、かなりの時間を通勤につかっているのです。
なのに長時間通勤のデメリットはあまり知られていません。

長時間通勤には

  • 通勤時間が1日あたり20分長くなると、幸福度は失業したときの20%ぶんくらい下がる
  • 長時間通勤によるストレスは、年収が40%アップしないと割りがあわない
  • 通勤ラッシュのストレスは戦場以上
  • 通勤時間が1時間30分以上の人は不安感が高くなり、日々の満足感も少なくなる

などのデメリットがあることが研究によってわかっています。

この記事では長時間通勤についての研究を紹介しながら、長時間通勤にはどんなデメリットがあるのかを説明します。

もし長時間通勤が嫌で転職を考えているならこの記事を読んでください。
転職理由として
「長時間通勤が嫌だから」
というのはもっともな理由であることがわかるはずです。

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知っておきたい!長時間通勤のデメリットや弊害

長時間通勤のデメリットや弊害

長時間通勤はただ移動時間が長くなるだけではありません。
働く人にとって様々な悪影響があるのです。
まずは長時間通勤のデメリットや弊害を紹介します。

通勤時間が1分増えるごとに仕事の満足度が下がる

イギリスにある西イングランド大学は通勤時間が人に与える影響を調査しました。
この調査によって、通勤時間が1分増えるごとに仕事の満足度が下がるということがわかったのです。

それだけではありません。
通勤時間が増えると

  • プライベートな時間の満足度も下がる
  • メンタルヘルスに悪影響を与える
  • 疲労感が増える

などの悪影響があることも発表しています。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
男女で受ける影響に違いがあり、女性の方が長時間通勤の悪影響を受けやすいようです。

ちなみに、仕事の満足度の下がり方は通勤手段によって違います。
仕事の満足度の低下が大きかったのは

  • バス
  • 電車通勤

などで、徒歩や自転車通勤はそこまで下がりませんでした。
通勤時間に関する他の研究でも、徒歩や自転車通勤の人は長時間通勤による悪影響が少ないことがわかっています。

通勤時間が20分長くなると幸福度がすごく下がる

通勤時間が長くなると幸福度がどう変化するか調べた研究もあります。

ノーベル賞を受賞したこともあるダニエル・カーネマンはアメリカのテキサスで働く女性に対して調査を実施しました[2]UCLA GLOBAL:Developments in the Measurement of Subjective Well-Being
この調査によって、長時間通勤は人の幸福度を下げることがわかりました。

より具体的に言うと、通勤時間が1日あたり20分長くなると、幸福度は失業したときの20%ぶんくらい下がるそうです。
いわゆるクビになった時のショックは相当なもの[3]国立保健医療科学院:ライフイベント法とストレス度測定ですから、長時間通勤はかなり幸福度を下げることがわかりますね。

他にも似たような調査はあります。
イギリスの国家統計局がおこなった調査[4]Office for National Statistics:Commuting and Personal Well-being, 2014でも
「通勤している人は通勤がない人と比べると人生の幸福度が低い」
という結果がでています。

ギャラップ社が行った調査[5]gallup:Well-Being Lower Among Workers With Long Commutesでも
「通勤時間が1時間30分以上の人は不安感が高くなり、日々の満足感も少なくなる」
という結果が出ています。

日本では仕事をするために長期間通勤をするのは当たり前だと言われてきました。
仕事をすることはとても大事なことです。
けど、その代わりに幸福度を下げる結果になっているかもしれませんね。

通勤ラッシュのストレスは戦場並?

イギリスにあるサセックス大学のデビット・ルイス教授の調査[6]BBC:Commuters ‘suffer extreme stress’によると
「通勤ラッシュのストレスは戦場以上」
という結果がでました。
「戦場以上」というのはすごいことですね。
長時間通勤している人の幸福度が下がるのも当然だと言えます。

他にも
「長時間通勤によるストレスは、年収が40%アップしないと割りがあわない」
というドイツの経済学者のブルーノ・フライ博士の研究結果も興味深いです[7]Wiley Online Library:Stress that Doesn’t Pay: The Commuting Paradox*

通勤のストレスに関して補足すると、最もストレスが高い通勤手段は
「自動車」
のようです[8]Science Direct:Am stressed, must travel: The relationship between mode choice and commuting stress
電車通勤よりも自動車通勤のほうがストレスが高い、というのは少し意外ですね。

離婚する確率や肥満度が上がるという研究も

ここまで長時間通勤の弊害として

  • 仕事の満足度が下がる
  • 幸福度が下がる
  • ストレスが物凄い

という研究結果を紹介しました。

これだけでも十分なのですが、まだまだ長時間通勤の悪影響についての研究はたくさんあります。
通勤時間が長いと

なんていう研究結果もあります。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
離婚については長時間通勤が5年以上続いていたり、結婚する前から長時間通勤をしていた場合は影響が少ないそうです。

長時間通勤の弊害を減らす方法

ここまで長時間通勤の

  • デメリット
  • 弊害

などを紹介しました。

長時間通勤には色々な弊害がありますが、だからといってすぐに通勤時間を短くするのは難しいです。
それに
「好き好んで長時間通勤をしているんじゃない!」
というのが長時間通勤をしているみなさんの本音だと思います。

なので長時間通勤の弊害を減らす方法を探しました。
調べたところ、幸福度が下がらないように方法が見つかったので紹介します。

意外なことに
「通勤時間をつかって仕事の計画を立てる」
これによって幸福度が下がるのを減らせるようなのです[11]APS:https://www.psychologicalscience.org/news/motr/the-upside-of-a-long-commute-time-to-think.html

通勤しているということは、これから仕事が待っているということです。
だから通勤中に仕事の計画を立てることにより

  • 通勤時間を前向きなことに使う
  • 頭の中で仕事をする準備ができる
  • 仕事を効率的に処理できる

などの効果が期待できる、ということだと思います。

「仕事前に仕事のことを考えるのなんかイヤだよ・・・」
と思うかもしれませんが、試してみてください。
スマホを見ていても気晴らしにしかなりません。
通勤時間を有効的に活用しよう!と頭を切り替えることも大事です。

通勤時間を理由に転職するのは合理的な判断

この記事では詳しく紹介しませんが、通勤時間が短くなると

  • 生産性
  • 幸福度

が上がる、というデータがあります[12]Daily Mail Online:Six hours sleep a night, four shopping sprees a month and two holidays a year among ‘secrets to happiness’[13]TimeOut:A short commute makes Londoners happier than sex
それくらい、通勤時間の長さというのは仕事や人生に悪影響を与えるのです。
だから通勤時間を理由に転職する、というのは合理的な判断だと思います。

研究によると、どうやら人の脳は通勤時間の辛さやデメリットを甘くみるようなのです。
このような物の見方は

  • 通勤者のパラドックス
  • 通勤者のバイアス

などと呼ばれています。

だから、通勤時間のことをあまり考えずに

  • 収入アップのために長時間通勤を選ぶ
  • 郊外でマイホームを買うために長時間通勤を選ぶ

などの行動をすれば、結果的にストレスが増えたり幸福度が下がる恐れがあります。

もしあなたが就活中だったり転職等を考えているのなら通勤時間については慎重に考えましょう。
くれぐれも
「年収が上がるから通勤時間が長くてもいいや」
なんていう風に考えてはいけません。
もしお金に惹かれて
「長時間通勤を我慢しよう!」
と思ったら、この記事で紹介した

  • 通勤時間が1日あたり20分長くなると、幸福度は失業したときの20%ぶんくらい下がる
  • 長時間通勤によるストレスは、年収が40%アップしないと割りがあわない
  • 通勤ラッシュのストレスは戦場以上
  • 通勤時間が1時間30分以上の人は不安感が高くなり、日々の満足感も少なくなる

などの研究結果を思い出してください。

繰り返しになりますが、長時間通勤を甘くみてはいけません。

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