【アメリカ版】需要が高いグリーンジョブ(環境問題に関わる仕事)トップ10

世界経済フォーラムは
雇用の未来レポート2020
のなかで、これから需要が高くなる仕事として以下の三つのジャンルを挙げました。

  • IT・インターネットに関わるデジタル系の仕事
  • 医療・看護・介護などに関わるケアエコノミーの仕事
  • 環境を守る「グリーンジョブ」に分類される仕事

ネットや医療・介護に関わる仕事はおそらくみなさんイメージしやすいと思います。
けどグリーンジョブはまだイメージしにくいはずです。
これから、どんな環境系の仕事が増えるのでしょうか。

アメリカのCNBCというサイトが、転職情報サイトのindeedが発表したデータをもとに
アメリカでいま現在需要が高くなっているグリーンジョブ
を紹介してくれています。
なので、アメリカでは今どんな環境系の仕事の需要が高まっているかはわかっています。
この記事ではそのうちトップ10を抜粋し、仕事内容などを簡単に紹介します。

SDGsやサステナブルな社会に関心があったり、環境を守る仕事をしたい方はぜひ参考にしてください。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
ただし、アメリカと日本では状況が異なります。
同じような職業名でも日本とアメリカでは仕事内容が全然違うこともあります。
なので仕事を探すときは、日本の求人情報をしっかり読み込んでから探すことをおすすめします。

アメリカで需要が高いグリーンジョブトップ10を紹介

さっそくですが、アメリカで需要が高いグリーンジョブ(環境に関わる仕事)トップ10を紹介します。
ちなみに、今回紹介するランキングは2021年7月から9月のデータを分析したものです。

環境スペシャリスト

環境スペシャリスト(Environmental specialist)は環境問題についての専門家です。
仕事内容については

  • 現地調査をおこなうチームの監督
  • 環境衛生上の懸念の評価
  • 環境問題に関連する報告書の作成

などで、勤務地は発電所や化学プラントが多くなります。

土木技師

土木技師(Civil engineer)は、私たちのインフラとも呼べる環境を作り、それを改善・保護する仕事です。
土木技師の仕事は

  • 道路
  • トンネル
  • 鉄道
  • ダム
  • 発電所
  • 空港

などを維持管理するだけでなく、建設や再建の計画、さらには監督も行います。

上級土木技師

上級土木技師(Senior civil engineer)のおもな仕事は、建設プロジェクトの設計と建設の監督です。
なので、道路や大きな建物の建設などに関わることになります。

具体的な仕事内容としては

  • 建設予算の作成
  • 安全性や問題の検討
  • 建設予定の土地の調査
  • 建設チームの管理

などがあります。

環境衛生および安全の専門家

「環境衛生および安全の専門家(Environmental health and safety specialist)」
は会社の事業によっては
「安全コンサルタント」
という風に呼ばれることもあるようです。

環境衛生および安全の専門家の仕事内容は、会社の従業員の怪我や病気を予防できるよう、企業の安全対策をサポートすることです。
なので職場をチェックし

  • リスクが高い作業等がないか
  • 有害な化学物質などを発生させていないか

などを確認し、改善点があれば提案します。

林業技術者

林業技術者(Forester)は林業プロジェクトの計画と実施を支援する仕事です。

具体的な仕事内容としては

  • 新しい植林
  • 野生生物の生息地の監視や保全
  • 材木区画の選択と準備
  • 現存する材木の価値の評価
  • 森林火災の抑制

などに携わることになります。

環境技術者

環境技術者(Environmental technician)は環境にひろく関わり

  • 機器の検査と保守
  • 有害廃棄物の管理と管理
  • サンプルの収集
  • 廃棄物操作の管理

などの仕事を行います。

太陽光パネル設置業者

太陽光パネル設置業者(Solar photovoltaic installer)は日本に住んでいる人でもイメージしやすいですね。

太陽光パネル設置業者は、太陽光発電に必要な太陽光パネルを

  • 住宅の屋上
  • 施設

などに設置したり、保守したりする仕事です。

太陽光発電コンサルタント

太陽光発電コンサルタント(Solar consultant)は太陽光パネルの設置業者の上流に位置する仕事です。

具体的には太陽光発電パネルを設定することによる

  • 費用
  • 収益率

など判断し、顧客に太陽光パネルの設置について提案・説明する仕事です。

アーボリスト(樹護士)

日本語では「樹護士」とも呼ばれるアーボリスト(Arborist)は、樹木や植物の

  • 植え付け
  • 維持管理
  • 除去

を専門とする仕事です。

知識としては土壌や樹木生物学の知識が必要になり、取引先は

  • 造園会社
  • 庭を持つ個人
  • 政府や自治体などの機関

などになることが多いです。

環境管理者

環境管理者(Environmental manager)は環境保護に関する法律にしたがい、企業の持続可能な開発を確保します。
具体的には、汚染や廃棄物処理などの環境問題の

  • 特定
  • 解決
  • 軽減

などを企業に提案したり、実装をおこないます。

グリーンジョブは高収入の仕事でもある

ここまで、需要が高いグリーンジョブを紹介しました。
ここで紹介したグリーンジョブは、じつは給料が高い高収入の仕事でもあります。
下の表は紹介した仕事の平均年収です。

職業名(英語)職業名(日本語)平均年収(単位:ドル)平均年収(単位:円)   
Environmental specialist環境スペシャリスト63,915722万円
Civil engineer土木技師83,970949万円
Environmental health and safety specialist環境衛生および安全の専門家94,1291063万円
Forester林業技術者78,129883万円
Environmental technician環境技術者40,158454万円
Solar photovoltaic installer太陽光パネル設置業者63,200714万円
Arboristアーボリスト(樹護士)77,322874万円
Environmental manager環境管理者72,301817万円
Solar consultant太陽光発電コンサルタント109,1911239万円
Senior civil engineerシニア土木技師93,0031051万円

どれも専門的な知識が必要なので、なろうと思ってもすぐなれる仕事ではありません。
しかし、見返り(報酬)は大きいので、もしグリーンジョブに興味があったら是非チャレンジしてください。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
アメリカの職業と日本の類似職業とでは、平均年収が大きく異なる可能性があるので注意してください。

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