新型コロナウイルスは多くの人々の仕事を奪っています。
けれどウーバーイーツのドライバーのように、逆に仕事が増えている職業もあります。
新型コロナによって生まれる新しい職業もあります。
「フードデリバリーのコンサルタント」
は、そのなかのひとつです。
みんなより早く何かをはじめた人には大きなメリットがあります。
「フードデリバリーのコンサルタント」も同じです。
もしこの記事を読んで「フードデリバリーのコンサルタント」になりたいと思ったら、すぐにはじめることをおすすめします。
デリバリー市場は、2018年の時点で約4,000億円の市場がありました[1]NPD:<外食・中食 調査レポート>成長する出前市場、2018年は4,084億円で5.9%増。
この頃とくらべると、明らかにウーバーイーツのドライバーが増えたと思いませんか?
いまは、数千億円規模の巨大市場で成功するための最高のタイミングかもしれません。
フードデリバリーコンサルタントとは?
まずはじめに
「フードデリバリーコンサルタントとは何か?」
をかんたんに説明します。
中国に登場した「新しい職業」
おそらく、みなさんは「デリバリーコンサルタント」という職業の人をみかけたことは無いと思います。
それもそのはずです。
さいきん中国で生まれた新しい職業だからです。
人民網日本語版の記事によるとデリバリーコンサルタントについて
彼らの主な仕事は、デリバリーサービスだけでなく、店内飲食サービス業務も改善し、サポートすること。具体的な基本業務は、店内での試食、商品のコントロール、商品の整理、デリバリー営業戦略の策定、ユーザー管理、メニューの研究開発、レストランの位置づけ、ウェブページ企画、商品パッケージのデザインなどで、ニューエコノミーの下で誕生した新職業の一つとなっている。
このように仕事内容を紹介しています。
テクノロジーを活用した新しいサービスや職業がどんどん増えている中国のなかでも、デリバリーコンサルタントは新しい職業なのです。
ちなみに、「デリバリーコンサルタント」は中国では
- デリバリーサービスマーケティングスタッフ
- オンラインレストランコーディネーター
- デリバリーマーケティング・オフィサー
とも呼ばれたりするそうです。
なぜ「デリバリーコンサルタント」という職業が生まれたのか
日本でも飲食店専門のコンサルタントやプロデューサーはいます。
飲食店のコンサルを専門とする会社もたくさんあります。
しかし、デリバリー市場は外食産業(外食産業の市場規模は約26兆円[2]一般社団法人 日本フードサービス協会:平成30年外食産業市場規模推計について)のなかではあまり大きな割合を占めていませんでした。
よってデリバリー専門店のコンサルティングの需要は少なかったのです。
ですが、新型コロナが市場を変えました。
2020〜21年にかけて、外食産業の市場規模は以前よりも縮小しているでしょう。
しかし、日本のデリバリー市場は急拡大しています。
よってデリバリーサービスのコンサルティングの需要がふえ、「デリバリーコンサルタント」のような新しい職業が登場したのです。
日本ではこれから「新しい職業」として注目される
帝国データバンクの調査によると、いま日本では飲食店の倒産が増えています[3]帝国データバンク:飲食店の倒産動向調査(2020年上半期)。
その代わり、デリバリー専門店の新規開業は増加しています。
- クラウドキッチン
- ゴーストキッチン
と呼ばれる、厨房だけしかないデリバリー専門のレストランにも注目が集まっています。
これらのサービスをつかって、低リスクで開業するのですね。
つまり「デリバリーなら儲かる」とみんな考え、参入しているのです。
けれど、デリバリーサービスで成功した経験がある人は少なく、ノウハウを持っている人も少ないです。
このような環境なので、「デリバリーコンサルタント」の需要はとても高いです。
おそらく、2020年の後半から2021年にかけてデリバリーコンサルタントは「新しい職業」として注目され、デリバリーコンサルタントはどんどん増えるでしょう。
フードデリバリーコンサルタントの仕事内容
では、フードデリバリーコンサルタントはどんな仕事をするのでしょうか?
フードデリバリーコンサルタントはコンサル職なので
- デリバリー専門店の売り上げアップ
- デリバリー専門店の成功
などを目標として、店舗にたいしてコンサルティングをします。
具体的には
- 試食
- メニューの選定
- 新規メニューの開発
- 営業・宣伝戦略の決定(SNSもふくむ)
- WEBサイトのデザイン
- デリバリー用パッケージのデザイン
などを行い、コンサルティングするお店の営業活動を全面的に支援するのが仕事内容です。
フードデリバリーコンサルタントになるには?
フードデリバリーコンサルタントは、資格が必要な仕事ではありません。
コンサルを依頼してくれる人(クライアント)がいれば、誰でも独立してフードデリバリーコンサルタントになれます。
では、どんな人がコンサルを依頼されるのでしょうか。
まず求められるのは実績と知識でしょう。
具体的には
- フードデリバリービジネスについての知識
- デリバリー専門店の成功事例についての知識
- 注文等のデータを分析する知識
- デリバリー専門店をプロデュースした実績
- 自分のデリバリー専門店を成功させた実績
などがあり、twitterなどのSNSで情報を発信していたら、SNSから仕事の依頼などが来やすいはずです。
フードデリバリーコンサルタントになるために、企業に所属するという方法もあります。
これからデリバリー専門店をプロデュースする企業はどんどん増えるはずです。
そのような企業に所属し、コンサルタントとして働けばコンサルティングの知識が身につきます。
日本では
- ウーバーイーツ
- 出前館
などが宅配市場の大手です。
あくまでも可能性ということですが、これらのサービスが自社でコンサルタントを雇い、契約している店舗にコンサルティングをすることもありえます。
楽天市場が楽天市場に出店しているお店(モール)のコンサルティングをしているのと同じようなイメージですね。
もしこのような取り組みをするようになったら、とうぜんコンサルティングのスタッフを募集するでしょう。
じっさい募集するかどうかはわかりませんが、募集があったら大きなチャンスです。
伸びている産業には新しい仕事が生まれる
下のグラフを見てください。
ゆるやかな右肩上がりのあと、急激に伸び、下がったあとは高い水準を維持しています。
このグラフは2018年6月から2021年6月までの期間で、Googleをつかって
「ウーバーイーツ」
と検索した人の推移です。
ウーバーイーツで出前を頼んでいる人が増えていることがわかりますね。
市場規模が拡大しているIT、ネットの世界では
- データサイエンティスト
- AIエンジニア
など、どんどん新しい職業生まれています。
このような、急激に伸びている市場ではどんどん新しい職業が生まれるのです。
伸びている産業には大きなチャンスがあります。
デリバリー市場といういま伸び盛りの産業に、コンサルタントとして参入するのはとても良いチャレンジです。
うまくいけば、一攫千金も夢ではありません。
引用・脚注
↑1 | NPD:<外食・中食 調査レポート>成長する出前市場、2018年は4,084億円で5.9%増 |
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↑2 | 一般社団法人 日本フードサービス協会:平成30年外食産業市場規模推計について |
↑3 | 帝国データバンク:飲食店の倒産動向調査(2020年上半期) |
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