アップスキリングとは?意味やリスキリングとの違いをわかりやすく解説

この記事では

  • アップスキリングの意味
  • アップスキリングとリスキリングの違いと事例

などを説明します。

最近はリスキリングに注目が集まっていますが、アップスキリングも負けず劣らず大事な考え方です。
数年後はアップスキリングにも注目が集まっているかもしれないので、今のうちからアップスキリングについて理解しましょう。

アップスキリングとは?

はじめに、アップスキリングの意味を説明します。

アップスキリング(Upskilling)とは、簡単に言えばスキルを身につけることです。
日本語でいう「スキルアップ」ですね。

ただ、スキルを学ぶことすべてをアップスキリングと言う訳ではありません。
アップスキリングと呼べるのは

  • すでに持っているスキルを改善するスキルアップ
  • すでに持っているスキルをよりパワーアップさせるスキルアップ

などに該当するスキルアップです。

つまり、アップスキリングのベースにあるのは
「すでに持っているスキル(既存スキル)」
なのです。

すこし具体的に言うと
「すでに持っているスキルを改善するスキルアップ」
とは、過去に学んだ知識などを最新版にアップデートするようなスキルアップが挙げられます。

「すでに持っているスキルをよりパワーアップさせるスキルアップ」
とは、すでに持っているスキルと関連するスキルを身につけるスキルアップが挙げられます。

スキルをこの社会で生きていくための武器と考えると、アップスキリングについて理解しやすいと思います。
アップスキリングを武器で例えるなら、持っている武器(スキル)を

  • 一番新しいバージョンにする
  • 武器のサイズを大きくしたり、新しいオプションを付けたりして、より強力にする

こんな風なイメージですね。

アップスキリングとリスキリングの違い

さいきん、よくメディアを通して
「リスキリング」
という、アップスキリングと似たような言葉を聞く機会が増えています。

リスキリングとアップスキリングは言葉だけでなく意味も似ており、どちらもこれからの時代を生きていくためにとても大事なキーワードです。
なので、この二つの言葉の違いを説明します。

リスキリングは「新しいスキル」を身につけること

アップスキリングには、すでに説明したように
「すでに持っているスキルを改善したり、より強力にすること」
こんな意味があります。

これが、リスキリングでは
「いま持っていない新しいスキルを身につけること」
という意味になります。

アップスキリングは既に持っている武器をより強力にするイメージですが、リスキリングはこれまでと違う、新しい武器を手に入れるようなイメージになります。

リスキリングとアップスキリングの事例

説明したようにリスキリングとは
「いま持っていない新しいスキルを身につけること」
という意味で、アップスキリングとは違う意味です。

けれど、二つの言葉は意味が似ています。
なので理解を深めてもらうために、アップスキリングとリスキリングについて、違いを事例を挙げながら説明します。

事例その1-営業職で働く人

まずは営業職として働いている人を事例にします。

もし営業職として働いている人が
「セールステック」
と呼ばれる最新の営業効率化ツールの使い方を学んだ時、これは既存の営業スキルの強化なので、アップスキリングとなります。

では、営業職として働いている人が、社会人として活躍できる範囲を広げるためにプログラミングを学ぶ。
これはどうでしょうか?
これは、営業職の人がプログラミングという全く新しい武器を手に入れることになるのでリスキリングとなります。

事例その2-事務職で働く人

つぎは事務職として働いている人を事例にします。

事務職としてExcelを使いこなしていた人がプレゼンソフトのパワーポイントの使い方を学ぶ。
これはExcelとは直接関連しないスキルを学んでいるのでリスキリングですね。

Excelを使いこなしていた人が、業務改善のためにマクロの作り方を学ぶ。
これはExcelという武器をパワーアップさせると解釈できるので、アップスキリングとなります。

リスキリングだけでなくアップスキリングも大事

ここまで

  • アップスキリングの意味
  • アップスキリングとリスキリングの違いと事例

などを説明しました。

世間はリスキリングに注目が集まっていますが、アップスキリングもとても重要な考え方です。
どちらも変化に対応するためには取り組まないといけない物事なので、ぜひみなさんも興味を持てる物事を身につけたら、ぜひリスキリング・アップスキリングに取り組んでください。

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