「IT」って何でしょう?
ITという言葉を、意味をわからないまま使っていませんか?
IT業界は就職・転職先として人気があります。
それに、これからの時代はどんな仕事でもITを使います。
仕事だけではありません。
ITをつかっているから、私たちは便利な生活を楽しめているのです。
この記事では初心者に向けて
「ITとは何か」
をわかりやすく説明します。
ぜひこの記事を読んで、ITについての初歩の初歩的な知識を身につけてください。
「IT」って何?
ITは「アイティ」と読みます。
「IT業界」や「IT系」という言葉があり、よく使われるので聞いたことがあるはずです。
じゃあITという言葉そのものにはどんな意味があるのでしょう。
ITは英語の「Information Technology」を短くした言葉です。
「Information」と「Technology」という二つの単語の頭文字を使ったのですね。
![サイト管理人 南研吾](https://well-woking.com/wp-content/uploads/2021/04/kengominami.jpg)
それぞれの単語は日本語だと
- Information→情報
- Technology→技術
こんな意味があります。
だから「Information Technology」を日本語に翻訳すると「情報技術(じょうほうぎじゅつ)」となります。
情報技術なんていう言葉はふだん使いませんよね?
だから、いまいちピンとこないのは普通のことです。
「そんな意味なんだなあ」
くらいで全く問題ありませんので読み進めてください。
ITには情報技術という意味があることがわかったので、つぎは情報技術について説明します。
情報技術の「情報」とは?
情報技術という言葉には、何やらむずかしそうな雰囲気があります。
わかりやすくするため、情報技術を「情報」と「技術」に分けます。
そして、それぞれの意味を確認しましょう。
情報って何?
まずは情報からです。
じつは、みなさんは無意識のうちに情報を活用して暮らしています。
私たちの世界にはたくさん情報があります。
具体的に言うと
などは情報です。
どうでしょう。
これらがすべて「情報」だとすると、毎日ものすごい量の情報と接していることに気づきませんか?
人は毎日たくさんの情報と接しています。
さらに、ただ接するだけでなく頭の中で情報を処理しながら生活しているのです。
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これらの情報のなかでも、人にとって特に大事なのが「言葉」という情報です。
人は情報を活用して生きのびてきた
人の社会では、言葉はとても重要な役割をもっています。
言葉という情報を使いこなすことにより、人は生きのび、文明を発展させたのです。
人の起源はアフリカだと言われています[1]BBC:人類の起源はボツワナ北部か、DNA分析で特定=研究チーム。
人類が誕生した頃のアフリカは今の日本よりもずっと危険で、人が住むのに向いていない環境です。
そんな環境のなか、わたしたちの先祖は言葉をつかい
などの情報を家族や仲間と共有したり交換したはずです。
そして、情報を活用して生きのびてきたのです。
このように、「情報」は人にとってとても大事なものなのです。
情報技術の「技術」とは?
つぎは情報技術の「技術」という言葉に注目してみましょう。
情報よりはとっつきやすそうですね。
辞書でしらべると、「技術」には以下のような意味があります。
物事を取り扱ったり処理したりする際の方法や手段。また、それを行うわざ。
Weblio辞書:技術の意味・解説
ということは、情報技術には
「情報を使う方法や手段」
こんな意味がありそうです。
しかし、情報を使う方法や手段すべてをITと呼ぶ訳ではありません。
情報を使う方法や手段のなかで、ある条件を満たすものがITと呼ばれるのです。
コンピューターとインターネットを使った情報技術が「IT」
手紙には「文字」という情報が書かれています。
テレビの画面には「動画」という情報がうつっています。
だから広い意味では「情報を使う方法や手段」と言えます。
どちらも(当時は)新しい技術による発明で、人の暮らしをとても便利にしてくれました。
けれど、テレビや手紙を「ITによる発明だ!」なんて誰も言いませんよね?
情報技術のなかで、ふたつの条件を両方とも満たしたものがITと呼ばれます。
ふたつの条件とは
- コンピューター
- インターネット
です。
「コンピューターとインターネットを利用して情報を使う方法や手段」
これをITと呼ぶのです。
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ITによって生活はどう変わった?
繰り返しになりますが、ITとは
「コンピューターとインターネットを利用して情報を使う方法や手段」
のことです。
ではITによって人々の生活はどう変わったのでしょうか?
簡単にいうと、ITを使うことによって情報が簡単に手に入るようになりました。
もう少しくわしく説明すると
こんな風に情報が手に入るようになったのです。
情報を手に入れやすくなることで、人の生活は大きく変わりました。
どんな風に変わったのか、いくつか事例を紹介します。
人の体験談や口コミ情報がすぐに手に入るようになった
友達や恋人と一緒にいるとき、どんなご飯を食べるか話しあったりしますよね。
このとき
などのサービスで口コミなどの情報をチェックしてからお店を決めていませんか?
レストランや居酒屋を利用した人たちの体験談や口コミは「情報」です。
体験談や口コミなどの「情報」があればお店選びで失敗する確率を減らすことができます。
とくに、大切な人との食事ではこういった情報はとても大事ですよね。
食べログのようなサービスはIT(パソコン・インターネット)がない時代には存在しませんでした。
じゃあ昔はどうやってお店を選んでいたかというと
などの情報を参考にしていたのです。
これらは質の高い、いまでも役に立つ情報です。
けれどこれらの情報には欠点があります。
質は良くても、量についてはどうでしょう?
それに、情報を手に入れるタイミングが難しいですよね。
「いま欲しい!」
という時に情報を得ることが難しかったのです。
つまり
- 情報の量
- 情報を得られるタイミング
に問題がありました。
![サイト管理人 南研吾](https://well-woking.com/wp-content/uploads/2021/04/kengominami.jpg)
食べログやRettyなどの情報サイトは、これらの問題をすっきりと解決してくれました。
だからこそ、みんなに使われるサービスになったのです。
いつ・どこからでも連絡が取れるようになった
いまはLINEをつかえば、いつでも・どこからでもタダで人と連絡がとれます。
人との通信がとても早く、簡単になったのです。
これはとても素晴らしいことです。
昔の時代と比べてみましょう。
江戸時代に人気のあった情報技術は手紙です。
この頃は手紙に文字を書いて情報を伝えていました。
手紙を運ぶのは
「飛脚(ひきゃく)」
と呼ばれていた人たちです。
むかしは人が情報を持ち運んでいたのです。
東京に住んでいる人が大阪の人にメッセージを伝えたいとき、当時はどんなに早くても3日かかったそうです[2]TIME & SPACE:大昔の通信手段・飛脚は速かったの? 東京から大阪まで飛脚になって手紙を届ける。
時間だけではありません。
かかるお金も全然ちがいます。
東京から大阪の人にLINEでメッセージを送るのはタダです[3]携帯電話の購入や月額の費用は除く。。
飛脚にお願いして手紙を東京から大阪に運んでもらうと、いまのお金に換算すると数十万円ほどかかりました[4]TIME & SPACE:大昔の通信手段・飛脚は速かったの? 東京から大阪まで飛脚になって手紙を届ける。
LINEをつかえば
このように情報を誰かに伝えることができます。
こんなことができるのは、IT(情報技術)の進歩のおかげなのです。
IT(情報技術)これからも進歩する
IT(情報技術)の世界はどんどん進歩しています。
この進歩は止まることなく、進み続けています。
その結果、これまでITとはあまり縁がなかった業界にまでITが導入されるようになっています。
いま私たちは住んでいるのはITが進歩し続ける世界です。
このような世界で、ITについて全く知らない人と知っている人とでは色々な格差が生じます。
いまの時代にITを拒絶することは、令和の時代(つまり今ですね)に
「俺は馬車が好きだから、これからも馬車に乗って移動するんだ!」
と言っているようなものです。
ITを学んで損をすることはありません。
もしこの記事を読んでITに興味を持ったらWEBサイトや本などで色々と調べてください。
学んだことはきっと役に立つはずです。
引用・脚注
↑1 | BBC:人類の起源はボツワナ北部か、DNA分析で特定=研究チーム |
---|---|
↑2, ↑4 | TIME & SPACE:大昔の通信手段・飛脚は速かったの? 東京から大阪まで飛脚になって手紙を届ける |
↑3 | 携帯電話の購入や月額の費用は除く。 |
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