【2020年世界経済フォーラム発表】2025年までに需要が伸びる仕事・伸びない仕事

毎年1月になると、世界中の有名政治家・会社経営者・学者など2,000人以上が
「ダボス」
という、スイスのリゾート地に集まります。
そして、世界中の課題・問題を解決するためにお互いの意見を交換したりするのです。
数日間にわたるこの集まりは「ダボス会議」と呼ばれています。

ダボス会議は
「世界経済フォーラム」
という非営利の団体によって運営されています。
ダボス会議を運営していることもあり、世界経済フォーラムには世界中から貴重な情報が集まります。
そんな世界経済フォーラムは、2020年10月に
「仕事の未来レポート2020(The Future of Jobs Report 2020)[1]World Economic Forum:The Future of Jobs Report 2020
というレポートを発表しています。

サイト管理人 南研吾
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世界経済フォーラムによる「仕事の未来レポート」は通常2年に1回のペースで発行されています。

この記事では「仕事の未来レポート2020」にある

  • 2025年までに需要が増える仕事
  • 2025年までに需要が減る仕事

これらのテーマについて書かれた部分を紹介します。

仕事を選ぶのにとても参考になる情報ですので、ぜひ就職や転職に役立ててください。

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2025年までに仕事の自動化・機械化は加速する

はじめに、世界経済フォーラムによる2025年までの労働市場全体の見通しを紹介します。

サイト管理人 南研吾
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ここからは世界経済フォーラムを「WEF(World Economic Forum)」と略します

WEFは、仕事の変化のスピードがこれまでよりも早くなる、と予測しています。
変化が早くなる理由は、みなさんにも大きな影響を与えたであろう新型コロナウイルスです。
新型コロナは私たちの働き方を変えました。
それだけでなく、会社を経営する人たちの意識・考え方も変えてしまいました。
だから、これまでよりも仕事の変化がスピードが早くなる、とWEFは予測しているのです。

「変化」には色々な意味がありますが、仕事でこれから起きる変化としてWEFがあげたのは

  • 自動化
  • 機械化

この二つです。
これまで人がしていた仕事をAI(人工知能)などのソフトウェアに任せたり、ロボットに任せるようになる、ということですね。

WEFによると、2020年までは世界の労働力の約33%を機械・ロボットが担当していました[2]BBC:2025年までに「労働力の半分が機械化」、不平等が加速=WEFが警告
2025年になると、この割合が47%に増えると予測しています。

世界経済フォーラムが発表した「自動化される仕事の割合」のインフォグラフィック

世界経済フォーラムが発表した「自動化される仕事の割合」のインフォグラフィック 世界経済フォーラムのレポートから引用

一言でいえば、
「2025年までに、人と機械が共存して仕事をすることが増える」
このようにWEFは予測しているのです。
これが、2020年から2025年までに起きるであろう大きな変化の傾向です。

2025年までに需要が増えるのはどんな仕事?

ここからが本題です。
世界経済フォーラムが2020年10月に発表した
「2025年までに需要が増える仕事」
を紹介します。

WEFが予測した、需要が増えていく仕事ランキング

まずはWEFが発表した、2020年から2025年にかけて需要が増えていく仕事上位10種類を紹介します。

サイト管理人 南研吾
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WEFは仕事名を英語で発表していますので、著者による日本語訳を右横につけています。

2020年から2025年までに需要が増える仕事ランキング1位〜10位

つぎは11位から20位です。

2020年から2025年までに需要が増える仕事ランキング11位〜20位

サイト管理人 南研吾
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WEFは「人間と機械との分業(仕事の役割を細かく分担すること)に適応した9,700万の新しい仕事が生まれる可能性がある」と指摘しています。

これから需要が増える仕事の傾向

WEFが発表したランキングをもとに、これから需要が増えると予測されている仕事の傾向を探ってみましょう。

紹介したランキングには明らかな特徴があります。
「新しいテクノロジーと関わりが深い仕事が多い」という特徴です。
紹介した20種類の仕事のうち、すくなくとも14種類は新しいテクノロジーと関わりが深い仕事です。
「新しいテクノロジー」とは、具体的にはIT(情報技術)、ロボットなどですね。

わかりやすいように、ランキングの表を色分けしてみましょう。
テクノロジーとの関わりが深い仕事のセルをだいだい色に塗りつぶします。
塗りつぶすと、以下のようになります。

【色分け】需要が高くてテクノロジーの関わる仕事

【色分け】需要が高くてテクノロジーの関わる仕事

かなりの量のセルがだいだい色になりました。
WEFは2025年までに、仕事の自動化・機械化が進むと予測しています。
だから、自動化・機械化を促進するようなIT・テクノロジー系の仕事の需要は増えていく、ということですね。

サイト管理人 南研吾
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色が塗られなかった仕事でも大なり小なりテクノロジーと関わることになるので、表のほとんどがテクノロジーと関わる仕事、という見方もできます。

WEFは他にも需要が増えていく仕事がある、と発表しています。
それは

  • 介護・看護・介護など「ケアエコノミー」に分類される仕事
  • SDGsコンサルタントなど「グリーンエコノミー」に分類される仕事

などです。

いわゆる「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる職種だったり、SDGsやESGなどの新しい概念と親和性が高い仕事ですね。
先進国であり少子高齢化が進む日本では、このような仕事の需要がこれからが高くなるのは間違いありません。
「文系だからテクノロジーやロボットみたいな理系の仕事はちょっと・・・」
と考えている人はこっちの方向を狙うのもアリかもしれませんね。

2025年までに需要が減るのはどんな仕事?

次は2025年までに需要が減る仕事についてです。

世界経済フォーラム(WEF)は5年後までに8,500万の仕事が減ると予測しています。
8,500万もの仕事が減る原因として、WEFは

  • AI(人工知能)などのアルゴリズム
  • ロボットによる機械化

などによる、「労働の自動化」あげています。
言い方は悪いのですが、先ほど「需要が増える」として紹介した仕事に携わる人たちによって減る仕事が多い、とも考えられます。

サイト管理人 南研吾
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WEFがおこなったアンケートだと、企業経営者のうち50%以上が社内で自動化を加速する予定だと回答しています[3]World Economic Forum:The Future of Jobs Report 2020。世界の経営者たちがテクノロジーによる自動化に対して高いモチベーションを持っていることがわかりますね。

WEFが予測した、需要が減っていく仕事ランキング

需要が減る仕事のランキングを紹介します。
まずは需要が減っていく仕事の1位〜10位です。

2020年から2025年までに需要が減る仕事ランキング1位〜10位

次は11位から20位です。

2020年から2025年までに需要が減る仕事ランキング11位〜20位

これから需要が減っていく仕事の傾向

これから需要が減っていく仕事の傾向を探っていきましょう。

需要が増える仕事と比べてみると

  • 名前や仕事内容を知っている仕事
  • 家族や友人など身近な人がしている仕事

などに該当する仕事が多いと思いませんか?

この中にはユーチューバーのような新しい仕事は無く、昔からある仕事ばかりです。
おそらくランクインしている仕事のほとんどが、インターネットが普及する1998年以前からある仕事だと思います。

だから誰もが知っている仕事が多いのですが、このような昔からある仕事は新しいテクノロジーの導入が遅れていることが多いです。
ということは、新しいテクノロジーとの関わりが少ない仕事は需要が減る可能性が高い、と言えるかもしれません。

サイト管理人 南研吾
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昔からある仕事すべての需要がこれから減るわけではありません。
ずっと前からある医師や看護師などの仕事はこれからもどんどん増えていくはずです。

ほかにも、需要が減る仕事には

  • 単純作業や定型業務(やることが決まっている仕事)が多い
  • 人やモノの動きを管理する仕事が多い

などの傾向もあります。

データ入力や経理、さらには管理系の仕事はどんどんテクノロジーの導入による自動化が進んでいる分野です。
なので、これからは需要が減っていく可能性は高そうです。

需要が伸びる仕事は就職・転職しやすい仕事でもある

ここまでの内容を整理すると、これから需要が伸びるのは

  • 新しいテクノロジーに関わる仕事
  • 医療や介護などのケアエコノミーに関わる仕事
  • 環境やエネルギーに関わるグリーンエコノミーに関わる仕事

などの仕事です。
そして、需要が減っていく可能性が高いのは

  • 昔からある単純作業や定型業務が多い仕事
  • 人やモノの動きを管理する仕事

などに該当する仕事です。

需要が増える分野は積極的に人材を募集していて入りやすい分野でもあります。
もし新しい仕事をしたいと考えているなら、需要が伸びる分野をぜひ狙ってください。

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