これから新しく生まれるであろう「eVTOLパイロット」の仕事内容や就職先などを解説します。
飛行機やドローンのパイロットなどに興味がある方は、ぜひ併せてeVTOLパイロットの仕事もチェックしてください。
空飛ぶクルマ?「eVTOL」って何?
おそらく、ほとんどの人にとってパイロットはともかく「eVTOL」は聞き慣れない言葉です。
なので、まずはeVTOLパイロットが操縦するeVTOLがどんな機体なのかを説明します。
eVTOLとは?
eVTOLは「イーブイトール」と読み、日本語だと
「電動垂直離着陸機」
という意味になります。
簡単にいえば、電気で動く空飛ぶ機体ということですね。
なのでeVTOLは「空飛ぶクルマ」という風に呼ばれることもあります。
といってもいまいちイメージが湧きにくいと思います。
なので、身近なモノで例えると
「人を乗せて飛べるくらい大きなドローン」
こんなイメージで良いと思います。
言葉で説明するのは限界があるので、evTOLが動いている動画を見てみましょう。
紹介するのは、日本企業の株式会社SkyDriveが開発している
「SD-03」
という、パイロットだけが乗れる一人乗りのeVTOLです。
下の動画は2020年に「SD-03」がテスト飛行した様子です。
まずはこの動画を見て、動くeVTOLのイメージをつかんでください。
どんな場面でeVTOLは活用されるのか?
eVTOLがどんな機体でどんな風に動くかわかったところで、つぎはeVTOLがどんな場面で活躍するかを紹介します。
なのでここで紹介するのは、あくまでも「こんな場面での活躍が想定されている」という例です。
eVTOLができること、することを大きく分けると以下の二つになります。
- ヒトの移動・輸送
- モノの輸送
具体的な例を挙げると、「ヒトの移動・輸送」では
- 観光地における旅行客の移動
- 負傷者・急病者の救急搬送
などが想定されている活用方法です。
「モノの輸送」では
- 宅配物・荷物の運送
などの場面で活躍すると想定されています。
ようは物流などの現場で、ヒト・モノを移動させる手段としてeVTOLが新しく加わる、ということですね。
eVTOLパイロットの仕事内容について
ここまでで、eVTOLがどんなことをするかはなんとなくわかったと思います。
つぎはeVTOLのパイロットの仕事内容や需要・就職先等について説明します。
eVTOLのパイロットは何をする仕事なのか?
2021年の段階でeVTOLのパイロットとして働いている人はおそらくゼロです。
というのも、日本で実用化・商業化されるのは2023年を予定しているからです[1]経済産業省:空飛ぶクルマの社会実装に向けた論点整理。
なので、今の段階ではeVTOLパイロットの仕事内容は明らかになっていません。
しかし確実に言えるのは
「人やモノを安全に運ぶ」
これがeVTOLパイロットの仕事内容です。
なので、どんな環境下でもeVTOLを安全に操縦する技術や知識は必要となります。
おそらく2022年くらいにはさまざまな場所でeVTOLのテスト飛行がされるので、2022年になればもう少し詳しい情報を説明できるはずです。
eVTOLのパイロットの需要や将来性
需要について言うと、すでに説明したように2021年の段階ではeVTOLパイロットの需要はほぼゼロです。
いまのところ、少なくとも日本ではプロのeVTOLパイロットとしてバリバリ活躍している人はいないはずです。
けれど近い未来、eVTOLパイロットの需要は増えると言われています。
マッキンゼーは2028年までにeVTOLを含むUAM(都市型航空交通システム)のパイロットが新しく60,000人生まれる、とレポートで発表しています。/span>
なので、日本でもこれからeVTOLパイロットの需要が生まれることはほぼ間違いありません。
eVTOLパイロットの就職先・活躍の場
これから需要が生まれるとしたら、eVTOLパイロットはどんな会社・組織で働くのでしょうか。
想定されるのは
などです。
詳しくは下記のリンク先をチェックしてください。
引用・脚注
↑1 | 経済産業省:空飛ぶクルマの社会実装に向けた論点整理 |
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