【2020年アメリカ版】大学を卒業してすぐ高収入を得られる専攻ランキング

高学歴ワーキングプアが社会問題になっています。

高度な専門知識を身につけたのに、低い収入しか得られないのは辛いことです。
高学歴ワーキングプアにならないために、学生はどんな知識・スキルを大学で学べばいいのでしょうか。

2021年8月、アメリカで
「お金が稼げる専攻は何か?」
についての調査が発表されています。

アメリカでキャリアサービスを展開しているNACEは、2020年にアメリカの大学を卒業した新卒者の就職後の年収を調査しました。
そして、大学で何を専攻した人が高い収入を得ているかをランキングで発表しています[1]National Association of Colleges and Employer:SALARIES FOR COLLEGE GRADUATES CLIMB EVEN IN THE FACE OF THE PANDEMIC

この記事では、NACEが発表したランキングを紹介します。

「大学に行きたいけど、卒業してもお金が稼げないのは嫌だ」
「大学に行ってお金を稼げるスキルを学びたい」

こんな風に考えている方の参考になるのではないか、と思います。

お金が稼げる専攻ランキングトップ10

さっそく
「お金が稼げる専攻ランキングトップ10」
を紹介します。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
2020年にアメリカの大学を卒業した人の平均年収は600万円ほどですので、この情報を頭に入れながらランキングをチェックしてください。

【2020年アメリカ版】お金が稼げる専攻ランキング

ランキング英語日本語学士修士上昇率
1位Biology生物学37,18269,353186.52%
2位Communication disorders sciencesコミュニケーション障害学34,51758,990170.90%
3位Business administration/management経営学54,39282,372151.44%
4位Computer/information technology administration and management情報技術管理59,03286,695146.86%
5位Communication and media studiesコミュニケーションとメディア研究42,34562,166146.81%
6位Systems engineeringシステム工学73,559106,640144.97%
7位Registered nursing看護師58,62684,674144.43%
8位Psychology心理学37,00652,786142.64%
9位English language and literature/letters英語・英文学38,59754,102140.17%
10位Social workソーシャルワーク35,62248,711136.74%

圧倒的に稼げるのはSTEMの知識がある人

ランキングを見ると、上位にランクインした専攻の傾向は一目瞭然です。
すべての専攻が、いわゆる「STEM(ステム)」に該当する分野になります。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
STEMとは「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」の頭文字から取った造語で、科学・技術・工学・数学の教育分野を総称した言葉です。

げんざいアメリカの労働者も賃金の二極化が進み、格差が開いています[2]日経新聞:K字経済とは 富裕層と貧困層が二極化
こんな状況のなか、STEM分野の知識・スキルは持つ人は新卒1年目でもう1,000万円近くの収入を得ています。
文系・理系で分けると、いまの社会が強く求めているのは間違いなく理系の知識のようですね。

超巨大企業が求める人材をチェックするのがおすすめ

大学を卒業したばかりの若者にこんなに高い給料を支払えるのは、だいたいが

  • 大企業・超巨大企業
  • 急成長中の若い企業

このどちらかです。

世界の会社の時価総額ランキングを見ると、たしかにSTEM分野の大学を卒業した若者に高い給料を払いそうな企業ばかりです[3]180.co.jp:世界時価総額ランキング2021

もし大学を卒業してすぐに高い収入を得たいなら、いま世界トップクラスの企業がどんなスキルを持つ人を採用してるかを調べてください。
そうすれば、これから何を学べば高い収入を得られるかわかるはずです。

学士から修士になった時の年収アップ率ランキングトップ10

さきほど紹介したランキングを発表したNACEは、特定の専攻において

  • 大学を卒業した人(学士)
  • 大学院を卒業した人(修士)

この両者でどれくらい年収に差がついたかも調べています。
同じ選考でも、大卒と院卒でどれくらい収入が変わるのか、ということですね。

こちらもランキング形式で調査していますので、紹介します。

学士から修士になった時の年収アップ率ランキングトップ

[table “14” not found /]

STEM・コミュニケーションの年収上昇率が目立つ

ランキングを見ると、上昇率のトップは生物学です。
培養肉やワクチン開発などで高度なバイオ系の知識を持つ人材の需要が高まっているからかもしれません。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
ただ、生物学は大卒(学士)ではそれほど高い給料を期待できません。
高度なスキルを持っている人のみ需要が一気に高まるようです。

また、情報技術管理やシステム工学など、STEM分野はここでもランクインしています。

他だと

  • コミュニケーションとメディア研究
  • 心理学
  • 英語・英文学

などのような、コミュニケーションに関わるスキルが学べる専攻だと上昇率が高いです。

あとは

  • 看護師
  • ソーシャルワーク
  • コミュニケーション障害学

などのような、対人コミュニケーションがある仕事のスキルが学べる専攻も上昇率が目立ちます。

AIやロボットと対比したとき、最近よく
「人間が得意なスキル」
としてコミュニケーションスキルが挙げられます。

だからという訳ではないでしょうが、コミュニケーションに関わるスキル・職業についての高度な知識はアメリカでは高く評価されているようです。

日本でも専門スキルを重視する流れがきてる

ここまで、アメリカでの

  • お金が稼げる専攻ランキングトップ10
  • 学士から修士になった時の年収アップ率ランキングトップ10

を紹介しました。

補足すると、ここで紹介したランキングはそのまま日本に当てはめられません。
日本企業の多くは、スキルを重視する人材採用をしていないからです。
なので高度な理数系スキルを持っている人でも、他に欠点があると判断されたら高給どころか普通の会社に就職できないこともあります。

それに、基本的には日本の企業は年功序列制です。
なので20代の新卒が40才の先輩よりも高い収入を得られる可能性はとても低いです。
需要が高いSTEM分野を学んだから高収入が稼げるとは限らないのです。

それでも

  • ジョブ型雇用を導入する企業の増加
  • AI・ロボットによる仕事の自動化の進行

などにより、高度なスキルを持つ人の需要は確実に高くなっています。
なので、いまから高度な専門スキルを身につけて損をすることはないと思います。

引用・脚注

コメント

タイトルとURLをコピーしました